フォルケホイスコーレとは?

フォルケフォイスコーレとは?

 デンマークに150年前からある、デンマーク独自の他に比較するものがなく、例えるのであれば、寄宿制の単科大学(カレッジ)というイメージに近い教育施設になります。デンマーク国内に100校あり、また世界に広がっています。特色は、試験というものを絶対にせず、単位や資格の付与もなく、教師と学生が寮で共同生活をし、書物よりも対話を中心に、生そのものを学び、社会性を自覚する場所。そのために『自由学校』『生のための学校』とも呼ばれている。
 満17歳以上の人なら、性別、年齢、障がいの有無、国籍を問わず、誰でも入学でき、学期は2か月~1年までいろいろとあり、好きなだけ更新できる。
 カルチャーセンターや専門学校のように、技術や知識を習得することを主眼があるのではなく、あくまで授業や討論、実践、実習、生活を通して、自己発見をし、これから生きる自分の道を探すことに力点がおかれている。
(参考:生のための学校 清水満)

 

フォルケホイスコーレ創立の父 ニコライ・F・S・グルンドヴィ

N.F.S.グルントヴィ(1783〜1872)は、詩人、牧師、思想家、歴史家、宗教改革者、政治家であり、「デンマーク精神の父」と呼ばれ、デンマーク人にとって最も尊敬する人物と言われている。
 150年前、デンマーク語とデンマーク農民文化を軽蔑する首都の知識人や学者に抗し、母から子へと農民が口移しに伝えてきたデンマークに地域文化こそが、美しいのだと、数々の讃美歌や詩であらわした。
 当時の試験と知識に偏重した学校のあり方を批判し、「生きた言葉」と「対話」と「共同生活」による「相互作用」を教育の根本においたフォルケホイスコーレの設立を提唱。今日のデンマークを築く原動力となる。

 


“世界一幸せな国デンマーク”ってどんな国?

デンマーク国旗

人口約560万人(2013年現在)、国土の広さ43,000平方キロ(九州とほぼ同じ)。言語はデンマーク語。マルグレーテ2世という女王がいる。童話作家アンデルセンの故郷であり、北欧デザインの巨匠を数多く輩出している。
 2013年国連が発表した世界幸福度ランキングで1位。他にもOECDや大学の幸福度調査で度々1位。その理由は、“民主主義が浸透していて民意が政治 に反映している、教育/福祉/医療等の社会システムが良いため個人の人生を〈自ら〉作り出せる、性や宗教の違いを超えた寛容さがある”等が挙げられ、女性 が子どもを産み育てながら男性と同等に仕事ができる『男女参画型社会』も確立している。親日的で陽気な国民性は『北欧のラテン』と言われるほどだ。